運営されているサービスによっては、「人気のある講師・評判の高い講師に予約が集中するので、予約に必要な単価を講師ごとに設定したい」というケースもあるかと思います。
OLBの機能拡張コードである「ポイント制モジュール」を使うと、講師ごとに異なる予約単価(予約に必要なコスト)を設定することができます。
講師と予約単価の例
例えば、Skypeを使ったオンライン語学レッスンなどで、講師ごとに「予約単価(予約時に求められるコスト)」が異なるケースがあります。
例)講師ごとに予約単価が異なるケース
John先生 | Smith先生 | Betty先生 | |
---|---|---|---|
講師歴 | 2年 | 5年 | 15年 |
予約単価 | 100pt | 200pt | 300pt |
担当 | 日常会話 | 日常会話 発音指導 | 日常会話 発音指導 TOEIC |
OLBでも、機能拡張コードを使って「講師ごとに異なる予約単価を設定する」ことができます。
予約単価とは
- 予約単価とは、「予約をする際に求められるコスト(チケット数やポイント数など)」を指します。
- 会員は予約に必要な「チケット」や「ポイント」をあらかじめ購入します。
- 会員は予約の都度、必要となる「チケット数」や「ポイント数」を消費します。
- 予約に必要な「チケット数」や「ポイント数」が不足すると(有効期限がある場合は、期限が切れると)、会員は予約できなくなります。
* ただし、OLBの設定で「無料予約できる回数」を「1」以上にしている場合、「チケット」や「ポイント」を保有していない会員でも予約することができます。(無料体験)
講師ごとに予約単価を設定するには
標準のOLB(本体)には、講師ごとに予約単価を設定する機能はありません。
OLBの機能拡張コード(有償)の「ポイント制モジュール」を使うと、講師ごとに異なる「予約単価(予約時に求められるコスト)」を設定することができます。
「ポイント制モジュール」の概要
- 講師ごとに、予約1回につき必要な「消費ポイント」を個別設定できます。
- 各会員は、自身の保有ポイントからその分を消費して各講師への予約をします。
- 予約対象の講師の「消費ポイント」に対し、会員の保有ポイントが不足していると予約はできません。
- 有効期限が過ぎると、保有ポイントが残っていても予約はできません。
- 講師の「消費ポイント」が変更された場合、以降の新規予約から適用されます。
(変更時点ですでに予約済みのレッスンは旧消費ポイントが適用されています) - チケット更新ログに表示される単位が「ポイント」に変わります。
講師ごとに予約単価を設定する手順
ここでは、「ポイント制モジュール」のおおまかな設定手順を示しています。詳細については、こちらを参照してください。
OLBポイント制モジュール
プラグイン設定
プラグインメニュー「OLBsystem - ポイント制」から以下の項目を設定します
項目 | 説明 |
---|---|
ポイントを保存するメタキー | 標準では olbpoint となっています |
ポイントの有効期限 | 会員の保有ポイント数が更新された時に、有効期限を自動的に延長する日数です。例:"30"(日) |
予約1件当たりの消費ポイント | 予約コスト(消費ポイント)が設定されていない講師に適用される標準の消費ポイントです。例:"100"(ポイント) |
このモジュールを使用する場合、プラグインメニュー「OLBsystem - 全般設定」で「チケット制を適用する」のチェックを外してください。
講師の消費ポイントの設定
講師ごとに予約時の消費ポイントを設定するには、講師ユーザーのプロフィール編集ページを開き、「予約1件当たりの消費ポイント」欄に消費ポイントを入力します。
個別の消費ポイントが設定されていない講師への予約時に適用される消費ポイントは、プラグイン設定の「予約1件当たりの消費ポイント」となります。
複数の講師の消費ポイントをまとめて設定することができる「OLB ユーザー管理モジュール」もあります。
消費ポイントの途中変更について
講師の必要ポイントが途中で変更されるケースには対応していません。
途中で変更された場合の動作は、以下の通りです。
講師の消費ポイントが途中で変更された場合、それ以降の新規予約から日時を問わず新ポイントが適用されます。
※新ポイントの適用開始日(○月○日以降のレッスンから)は指定できません。講師の消費ポイントが途中で変更された場合、その前に予約済みだったレッスンは「変更前のポイント」が適用されています。
講師の消費ポイントが変更される前に申し込んだ予約を、消費ポイントの変更後にキャンセルした場合、予約し直すときには新ポイントが適用されます。
会員の保有ポイントの更新
会員からの入金を確認した後で、保有ポイントを更新します。
- 管理者でログインし、入金を確認した会員のプロフィール編集ページを開きます。
ポイント制モジュールが有効化されていれば「保有ポイント欄」が表示されます。 - 入金額に応じて「保有ポイント」を更新し、整数値を入力して保存します。
管理者ビュー:保有ポイントを入力
各会員は「チケット更新ログ」ページで「保有ポイント」の更新履歴を見ることができます。(「チケット更新ログ」ページが「下書き」状態であれば「公開」にしてください。)
複数の会員の保有ポイントをまとめて更新することができる「OLB ユーザー管理モジュール」もあります。
会員マイページに残りの保有ポイントを表示
会員マイページの中で、会員の保有ポイントを示したい場合、以下のようにします。
1 2 3 |
... [保有ポイント数] 残り [olb_member_data key="olbpoint"] pt ... |
予約通知メールにに残りの保有ポイントを表示
予約通知メールで、会員の保有ポイントを示す変数 "%USER_POINTS%" が使えるようになります。
例)予約受付通知:メッセージ
1 2 3 4 |
... [保有ポイント数] 残り %USER_POINTS% pt [有効期限] %USER_TERM% (%USER_TERM_REM%) ... |
ご参考になれば幸いです。
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